「デモクラシーの学習会」、10月スタートです!


民主主義とは何か?
民主主義の概念は実に多義的です。代表民主制の限界が叫ばれて久しく、直接民主制の重要性がとみに高まってきています。また最近は話し合いのプロセスを重視する熟議民主主義にも関心が集まっています。


「デモクラシーの学習会」は、そもそもデモクラシーとは何か、民主主義とは何かということを、読書会のような雰囲気で学び合おうという自主的学習会です。デモクラシーにかんして書かれた書物を教科書にして、メンバーが分担して、輪番制で書物に書かれた内容、あるいは要旨を報告しあって、それを素材に参加者が気楽に話し合おうというものです。地方自治は民主主義の学校であるといわれていますが、奈良市をはじめとする地方自治をデモクラシーの視点から、あらためて見直してみる必要があるのではないでしょうか。


最初の教科書は,宇野重規『<私>時代のデモクラシー』岩波新書、2010年4月発行)を教科書にして始めたいと思います。

〈私〉時代のデモクラシー (岩波新書)

〈私〉時代のデモクラシー (岩波新書)

”一人ひとりが〈私〉意識を強く持ち、他人とは違う自分らしさを追い求める現代。 分断された〈私〉と〈私〉を結びつけ、〈私たち〉の問題を解決するデモクラシーを発展させることは可能なのか。 人々の平等意識の変容と新しい個人主義の出現を踏まえた上で、〈私〉と政治の関係をとらえなおし、これからのデモクラシーを構想する。”ー本の紹介よりー





参加ご希望の方は、第1章「平等意識の変容」(41Pまで)をお読みいただいてご参加をお願いします。参加費につきましては、会場費を参加者で分担するという方法をとりたいと思います。定員は15名〜20名程度を予定しています。

第1回学習会は10月14日(金)午後6時からを予定しています。参加ご希望の方は、9月30日までに木原までお申し込みをお願いします。会場はおってお知らせします。


<追記>
10月14日(金)の午後6時からの「デモクラシーの学習会」ですが、会場は、東向北コミュニティ会館です。

近鉄奈良駅下車、東正面改札口を出ていただいて、奈良県庁方面の階段を上がっていただきますと、直ぐ東向北商店街の入り口に出ます。
商店街を入っていただいて北に少しいっていただきますと郵便局があります。
その郵便局の北側の路地の奥にコミュニティ会館があります。
近鉄奈良駅から2〜3分です。
【東向商店街 地図 http://www.nara-shoushinkai.or.jp/shotengai/s_higashimuki/index.html


当日は、宇野重規『<私>時代のデモクラシー』(岩波新書、2010年4月発行)の第1章「平等意識の変容」(41Pまで)の概要(感想など)を「なら・未来」北井さんからご報告いただき、その後フリーディスカッションを予定しています。



木原勝彬 (政策研究ネットワーク「なら・未来」代表)
kihara-lgi@sl.sub.jp